インディケーターバンク
インディケーターバンク NR4
NR4の考え方について
Nortonのファイルインサイトでインディケーターが削除されてしまう場合の対処法
こんにちは しろふくろうです!
今日はマーケットの魔術師で知られるリンダ・ブラッドフォード・ラシュキが「マーケットの魔術師リンダ・ラリーの短期トレード入門」で紹介している手法NR4(エヌアールフォー)とID(インサイドデイ)を表示するインディケーターをご紹介します。
【NR4ってなに?】
NR4は以前インディケーターバンクでもご紹介したNR7と同じ概念の値幅の収縮を表す言葉です。
NR7はnarrowest range of the last seven bars の略で、日本語では過去7本の足の中で最小のレンジの足のことをさしました。
これは値幅の収縮(アキュームレーション)の状態を確認し、その後の拡大(ディストリビューション)のきっかけを探るのに有効なシグナルです。
ボリンジャーバンドを思い浮かべてもらうとよくわかると思いますが、値幅の収縮から拡大に向かうときはまるで風船が破裂するような勢いがありますよね。
NR7はその風船が爆発する直前のエネルギーのたまった状態を指しています。
そして、これと同じイメージで過去4本の足の中で最小のレンジをもとに算出されたのがNR4です。
またもう一つのキーワードIDはインサイドデイの略で、前回のインディケーターバンクでご紹介したはらみ線と同じローソク足の組み合わせを示します。
つまりはらみ線かつNR4という2つの値幅の収縮サインをチャート上に表示してくれるのがNR4IDインディケターになります。
詳しい解説は次のチャートの使い方で解説したいと思います。
NR4チャートとは?
こちらが「NR4」を表示したチャートになります。
チャートはユーロドル4時間足ですが、ローソク足の上に赤いドットが表示されているのがNR4IDのサインです。
そしてこれ一つでももちろん値幅の収縮を確認できるのですが、さらに2つ連続でNR4が出た状態をNR4-2といい、さらにエネルギーが溜まった状況を示しています。
こちらのチャートははらみ線の発生をわかりやすくするために、in&outインディケーターをはらみ線だけ表示するようにして追加したチャートです。
ピンク色の○で囲んだ部分でNR4が2つ連続し、かつ青色の線ではらみ線の状況をよく確認できます。
2つのNR4IDが続いたあと、チャートが急落し大きく値幅が拡大しているのがわかります。
このように値幅の収縮→値幅の拡大を狙うのがNR4とIDを使ったトレードの基本となります。
こちらのチャートはドル円の日足チャートにNR4IDとin&outインディケーターを表示したものです。
ドル円は上昇トレンドの形成が確認できますが、チャート上の○で囲んだ部分でNR4IDが発生し、上方ブレイクのきっかけとなっているのが確認できます。
NR4IDの概念は日足だけでなく、1時間足くらいまでの短期チャートでも有効ですのでチャート上にNR4IDが発生したら上下のブレイクに備えてください。
またレンジが確認できたら上下に順張りの逆指値のエントリーオーダーを置いておくと「あとは釣り糸をたれて魚がかかるのを待つだけ」
というトレードでモチアイをさけて無駄なエントリーを行うことも可能です。
ぜひNR4IDのエントリーをマスターして、トレードの攻撃パターンに加えてくださいね。
使い方
NR4チャートは上記の使い方をご参照ください。
インストーラーのダウンロード
今回ご紹介したNR4チャートを簡単にインストールできるインストーラーを作成しましたので、ご活用ください。
ダウンロードボタンをクリックすると、ZIP形式の圧縮フォルダがダウンロードできます。
Nortonのファイルインサイトでインディケーターが削除されてしまう場合の対処法
ダウンロード方法はこちらのビデオを参考にしてください。
インストール手順書を参考にインストーラーを使って、お使いのMT4へインストールしてください。
カスタムインディケーター、チャートの表示方法
インストールが完了したらメタトレーダー(MT4)のメニューから「チャート」→「定型チャート」と進みます。
その中に「Mt4_nr4」が表示されていれば、インストールは正常に終了しています。
お好きなチャートにNR4を反映して、お使いください。
チャートへの表示方法はこちらのビデオを参考にしてください。