インディケーターバンク
インディケーターバンク RCI(SpearmanRankCorr)
RCIについて
Nortonのファイルインサイトでインディケーターが削除されてしまう場合の対処法
RCIはRank Correlation Indexの略で、日本語で言うと「順位相関係数」といい(難しいのでさらっと流しましょう)、売られすぎ、買われすぎを表すオシレーター系のテクニカル指標のひとつです。
オシレーターとは振り子を意味し、ワイルダーの「RSI」がオシレーター系インディケーターの代表として有名ですね。
今回ご紹介する「SpearmanRankCorr」はいくつかある相関係数のなかでも「スピアマンの順位相関係数」を利用したテクニカル指標なので、オリジナルに忠実な名前と言えるでしょう。
「スピアマンの順位相関係数」とは?
一般に相関係数を出そうとするとき、、データが正規分布になっている場合と非正規分布になっている場合がありますが、非正規分布の時に有効なのがスピアマンの順位相関係数です。
インターネットでわかりやすい例がありましたので、ご紹介したいと思います。
<例>
10人の学生に数学と英語の試験を行ったところ、それぞれの順位は次の表のようになった。スピアマンの順位相関係数を計算して、それぞれの相関関係を調べよ。
スピアマンの順位相関係数・例題
スピアマンの順位相関係数
=1-6×Σ{(数学の順位)-(英語の順位)}2/{10×(102-1)}
=1-6×{(-4)2+32+12+12+(-1)2+02+(-3)2+42+(-1)2+02}/990
=0.703
数学的には1が強い相関を表しますので、数学の順位と英語の順位は強い相関関係にあると言えます。
つまり、数学ができる人は英語もできる、数学ができない人は英語もできない。
できる人は何をやらせてもできる、できない人は何をやらせてもできないという身もフタもない結果ですね。
使い方
FXで使われているRCIは、「時間」と「価格」の相関を使っています。
このインディケーターのパラメーターの初期値は「14」で、オシレーター系指標ですので、チャート上、売られすぎ(下)で買い、買われすぎ(上)で売るというのが基本的な使い方となります。
チャートはドル円の1時間足ですがいい感じでRCIがチャートの天底を示しているのがわかりますね。
RCIは結構人気なテクニカル指標のようで、いろいろな使い方がブログ等で紹介されているようです。
パラメーターをいろいろと変更してぜひ使いこなしてくださいね。
インストーラーのダウンロード
今回ご紹介したRCI(SpearmanRankCorr)を簡単にインストールできるインストーラーを作成しましたので、ご活用ください。
ダウンロードボタンをクリックすると、ZIP形式の圧縮フォルダがダウンロードできます。
Nortonのファイルインサイトでインディケーターが削除されてしまう場合の対処法
ダウンロード方法はこちらのビデオを参考にしてください。
インストール手順書を参考にインストーラーを使って、お使いのMT4へインストールしてください。
カスタムインディケーター、チャートの表示方法
インストールが完了したらメタトレーダー(MT4)のメニューから「チャート」→「定型チャート」と進みます。
その中に「Mt4_rci」が表示されていれば、RCIのインストールは正常に終了しています。
お好きなチャートにRCIを反映して、お使いください。
チャートへの表示方法はこちらのビデオを参考にしてください。