インディケーターバンク
インディケーターバンク Fibo Zone
フィボナッチPIVOTについて
Nortonのファイルインサイトでインディケーターが削除されてしまう場合の対処法
フィボナッチPIVOTはワイルダー氏が作った通常のPIVOT値に対し、ロバートクラウス氏の「フィボナッチ級数」を用いたPIVOTの計算方法で算出しています。
今回、フィボナッチ級数についての詳しい説明は割愛させていただきますが、フィボナッチ係数は黄金分割とも呼ばれ、13世紀のイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチによって発見(正確には再発見)されました。
何だか難しそうですが、エジプトのピラミッドや、花の花弁の数などの自然界の法則も含めて、世の中にはこの級数に従って動的均整を示すものが多く存在すると言われています。
このうち0.382、0.618、1.618は黄金分割と呼ばれ、フィボナッチ級数のなかでも特に、トレードにおいて価格の節目を推定したりする場合によく用いられるものです。これをフィボナッチスケールと呼びます。
実際にトレードを行っていると、突然相場の動きが止まったり、反転したりすることを経験したことがあるかと思います。
しろふくろうの経験でも、そんなときに、フィボナッチスケールを当てはめてみると、0.382や0.618などのフィボナッチ比率でピタリと止まったり、反転したりすることがよくあるのです。
Fibo Zoneとは?
今回はその中かから「0.5、0.618、1.0、1.382」の4つの主要な値を使ってPIVOT値を計算したものがfibo_zoneになります。
計算には前日(または前週、前期間など)のH=高値、L=安値、C=終値の3つの値を使い次のような計算式になります。
・レジスタンス4 …P+(H-L)×1.382
・レジスタンス3 …P+(H-L)×1.0
・レジスタンス2 …P+(H-L)×0.618
・レジスタンス1 …P+(H-L)×0.5
・PIVOT(P)… (H+L+C)/3
・サポート1 …P-(H-L)×0.5
・サポート2 …P-(H-L)×0.618
・サポート3 …P-(H-L)×1.0
・サポート4 …P-(H-L)×1.382
非常に簡単な計算ですので、一度電卓を使って計算してみるとよくわかると思います。
また、しろふくろうの書籍『FX最強のテクニカル しろふくろうのPIVOTトレード術』(日本実業出版社)にも詳しく書いてありますので、興味のある方はご参照ください。
Fibo_zoneはこのフィボナッチPIVOTを自動で計算し、チャート上に表示、さらにフィボナッチPIVOTのラインに挟まれた「ゾーン」をわかりやすく色づけして表示くれるインディケーターです。
また、このインディケーターはパラメーターの数値を変更することにより、1時間足や4時間足、日足、週足、月足のフィボナッチPIVOTにも対応するマルチタイムフレーム(複数時間軸)に対応したインディケーターです。
使い方
FiboZoneの使い方はこちらの動画をご覧ください。
【Fibo_zoneの設定変更の方法(週足のFibo Zoneを表示する場合)】
Fibo_Zoneのパラメーター設定画面を表示し「パラメーターの入力」タブを選択します。
画面をスクロールし「Period_1」の値を週足「10080」と入力します。
メタトレーダー(MT4)では時間軸(タイムフレーム)設定は共通で、次のようになります。
・1分足=1
・5分足=5
・30分足=30
・60分足=60
・4時間足=240
・日足=1440
・週足=10080
・月足=43200
入力したら「OK」をクリックし、ウィンドウを閉じます。
インストーラーのダウンロード
今回ご紹介したFibo Zoneを簡単にインストールできるインストーラーを作成しましたので、ご活用ください。
ダウンロードボタンをクリックすると、ZIP形式の圧縮フォルダがダウンロードできます。
Nortonのファイルインサイトでインディケーターが削除されてしまう場合の対処法
ダウンロード方法はこちらのビデオを参考にしてください。
インストール手順書を参考にインストーラーを使って、お使いのMT4へインストールしてください。
カスタムインディケーター、チャートの表示方法
インストールが完了したらメタトレーダー(MT4)のメニューから「チャート」→「定型チャート」と進みます。
その中に「Mt4_fibozone」が表示されていれば、FiboZoneのインストールは正常に終了しています。
お好きなチャートにFiboZoneを反映して、お使いください。
チャートへの表示方法はこちらのビデオを参考にしてください。